『奈桜』は日本を代表する花「桜」をテーマとした"もの"や"こと"を創り出し、日常の和の美しさを世界に発信するブランドです。

山高の神代桜


桜の名木『神代桜』(じんだいざくら)は 韮崎と小淵沢の間の旧武川村・実相寺(むかわむら・じっそうじ)の境内にあります。日蓮宗の古刹で、ロケーションがいい上南アルプス、八ヶ岳、富士山の素晴らしい眺望を背景に老木でありながら堂々とその姿を現しています。 種類はエドヒガンで、開花する花の白色からシロヒガンとも、一カ所に群がって咲く様子からムレヒガンとも呼ばれる。

日本武尊(やまとたけるのみこと)が東国遠征の記念に手植えしたとか、鎌倉時代、日蓮上人が衰弱している桜の回復を願ったところ、回復したと伝えられ、このため「妙法桜」とも言われています。大正11年10月、国の天然記念物に指定され、根尾村の「薄墨桜」、三春町の「滝桜」と並んで「日本三大桜」に指定されています。

神代桜の幹周りは人間が十数人手をつないでやっとと言うと、樹高のある大木を想像しますが、往時には30メートルほど樹高があったようですが、昭和になって台風で折れ、太いのは地上数メートルまでで、そこから先は比較的若い木が接ぎ木したように立ち上がっている状態です。根元周り13.5メートルは国内最大級。樹高は約9メートル、枝張りは南北が31メートルに達します。樹齢1800年とも2000年とも言われています。

朽ちた部分を見るだけで十分歴史が伝わってきて、ご苦労様と深々と頭を下げたくなりますが、1800年も生きていれば衰弱していくもの・・・人間の目を楽しませてくれる恩返しをしなければなりません。平成14年から樹勢回復工事が始まり、樹木医の手で腐食した部分を取り除き、根を掘り出して生きているものを残し、土を入れ替え堆肥を入れる土壌改良も進められました。また、人で踏み固められた道を掘り返し、そばの車道も迂回させる処置が施された。工事は平成17年に終わったが、おかげで樹勢が回復、枝も伸びてきて花数も増え、覆い屋根もはずされたそうです。

これから先、100年、200年…・1000年と、人と環境との共存の中で、美しく妖艶な桜を咲かせてくれることでしょう。

※神代桜についての詳細は実相寺のホームページをご覧ください。
  ⇒ http://park8.wakwak.com/~matsunaga/